2009年01月09日

松江市内『大鯛寿司』の十二かん、その七 鰺/マアジ 六百四十七かん目

maaji081212.jpg
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 カンパチはネタが小さくても、舌に点として印象を残している。
 次に間髪入れずにやってきたのがマアジである。
 アジ科、アジ科と続いたことになる。
 同じ系統の素材を続けない方がいいのではないか?
 そんな評論家めいた思いが浮かんだが、口に放り込んでそんな「わかりやすい解説的な考え」が恥ずかしくなる。

 マアジの産地はわからないが近場である可能性が高いだろう。
 ずばぬけた鮮度であることは一瞬にして見て取れる。
 でも秋のマアジがうまいか、というと疑問だ。
 ここでいう「疑問」は日本海西部の最盛期のマアジと比べて、味が落ちているだろうということだ。
 山陰島根の春から夏のマアジのうまさは、筆舌に尽くしがたい。
 特に今年は島根のマアジを食べて食べて、食べ尽くしたが、未だにあのうまさ、脂の甘さの残像に悩まされている。
 そして黄金の日々が終わって、ややマアジの低調な時期となっている。
 かといって島根の秋のマアジがまずいわけではない。
 平凡だ、といいたいだけだ。

 盛期を過ぎたマアジに、一工夫して小ねぎをのせ、それを白板昆布でおおっている。
 透明感のある昆布に透けて見えるねぎの青味がきれいだ。
 マアジの旨味はやや控えめだろう。
 そこに白板昆布とねぎが加わって、ここに味わいとして完成度の高いものとなっている。

 初めての店で、作り込んだ握りに出合い、やっとその真の味を楽しめるようになったのだ。
 ここに『大鯛寿司』のすしのあり方は、これでいいのかもしれないという思いが浮かぶ。

2008年10月17日
大鯛寿司 島根県松江市東奥谷町361-9
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マアジへ
http://www.zukan-bouz.com/aji/aji/maaji.html
寿司図鑑へは
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/06/13.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
posted by ぼうずコンニャク at 10:48| Comment(1) | スズキ目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白いですね 次に何が来るか予想したくなりました

一工夫したマアジの後だから
ズバリ メダイ!
あるいは エビカニで 赤エビ ズワイガニ
ちがうかな(笑)
Posted by えのきがま at 2009年01月10日 00:26
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