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エビがやっとでてきた。
関東ではゆでエビだが、ここではホッコクアカエビである。
島根で甘エビ(ホッコクアカエビ)? と思われるかも知れないが、生息域の南限なのである。
ただし、島根ではほんの少し混ざる程度、漁業対象とはとてもいえない。
面白いのは鳥取県東部ではそれなりに水揚げがあることだ。
全国的に甘エビでとおるホッコクアカエビを鳥取・島根では「赤海老」と呼ぶ。
目の前の産地はわからない。
鮮度がよく、抱卵個体であったようで卵が乗っている。
客としては島根もしくは県境近く、島根の水産物を大量に水揚げしている境港のものだと思いたい。
この握りとしての姿が美しい。
若い職人さんの腕が並ではない、ということがよくわかる。
甘エビ(ホッコクアカエビ)の旨さは甘さである。
甘みを感じさせるアミノ酸が、粘液に絡まるようにある。
そのため甘みが強く感じられるのだ。
甘く感じながら旨いのである。
そしてこの小さな一かんが甘い。
上にのった卵のプツプチして、鮮度がいいために身にも適度な食感がある。
苦みがまったく感じられない。
舌にほどよいサラサラした甘みだけが残っている。
これが地物(松江魚市場に出てきた近海のもの)なら、ホッコクアカエビの南限を食べてることになる。
ここに旅情を感じるのは甲殻類学をほんの少しかじったせいだ。
2008年10月17日
大鯛寿司 島根県松江市東奥谷町361-9
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ホッコクアカエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/tarabaebi/tarabaebi.html
寿司図鑑へは
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/06/13.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


特に今回は他のものを含めて地物にこだわっていたと思います。
最近のことかもしれませんが、島根半島沖産、あるいは島根県産表示のホッコクアカエビは、スーパーの店頭でもそれほど珍しいものではありません。